2016年04月28日

木になる外装材です

スチールとか左官壁とか素材感のある仕上げ材に欠かせない『天然木』が有ります。
『木は腐る』という話を耳にしますが外装に使用するものは防腐処理を施した杉又は
ウェスタンレッドシダーという名前の木です。
ウェスタンレッドシダーは『ヒノキ』に属する樹種で殺菌成分と防虫成分を含んでいるので優れた耐久性が有ります。
天然木の最大のメリットは『経年美』です。
新築時の美しさから10年、20年と時を経るごとに味わい深さを増す美しさ、時間だけが可能にする変化してゆく外観は大切なお宅を『ヴィンテージ』へと熟成させていきます。
塗膜で仕上げた外装材のように『変色』=『劣化』は木製外装材には、当てはまりません。

image.jpeg

新築時のウェスタンレッドシダー外装材


image.jpeg

時間を重ねたウェスタンレッドシダー


posted by K.T. at 17:43| Comment(0) | 標準仕様・外装の事

2016年04月20日

水を吸うのに防水︎

前回は防水の大切さを説明させて頂いたのですが、今回ご紹介する外装材は
『防水』という言葉に反して『吸水』してしまう外装材なのです。
でもご安心下さい。吸水はするけれども構造体までは絶対に到達させないという物凄く都合が良い外装材なのです。
しかも、吸水するだけあって透湿もするのです。
(ー ー;)都合良すぎですね…
原材料は鹿児島の『シラス』です。
シラスは大昔に火山の噴火によって発生した火砕流が堆積したものです。
噴火による創成物なのでマグマによる超高温で焼成された高純度の無機質セラミック物質です。
この無機質であるシラスが外装材としての非常に高い耐久性を生み出し、紫外線による退色劣化がありません。
再塗装のメンテナンスが不要で長期に渡ったコストの削減に貢献します。

施工は2回に分けて行い、まずは下塗りです。

image.jpeg

粒子の細い下塗り材を施工します。
その後2回目の仕上げ塗り

image.jpeg

にて最終的なテクスチャーや色を決めます。
写真は一般的な『掻き落とし』仕上げです。
この下塗りで細い粒子、仕上げで表情豊かな粗めの粒子
と変化させる事により雨水の『くの字流動現象』を誘発させ、躯体を濡らさず透湿し防水するという特殊な性能を生み出しました。

左官職人さんによる手仕事の風合いを大切にしていますので、
お客様が永きに渡って大切にお住まい頂く住宅にふさわしい外装材だと思います。

posted by K.T. at 10:08| Comment(0) | 標準仕様・外装の事

2016年04月01日

一つは水を吸わない外装素材

構造体や断熱材は水に濡れては非常に困ります。
構造体は『木』水に濡れっぱなしになると湿気によるカビ・腐朽菌の繁殖に繋がりますし、
断熱材は『繊維系』の場合はその断熱効果がなくなってしまいます。
ということなので、外壁には防水性能が最も重要になります。
ものすごく大切なので、防水ラインは外壁材表面と、その下地部分にも防水シートという部材で2重に防水ラインを確保する事になっています。防水シートにつきましてはまた後日お話しさせていただくことにしまして、今回は外壁材について、説明させて頂きます。
数ある外壁材の中で一つはそもそも水を吸わない外装材についてです。
『スチール』(鉄)この外装材はご承知の通り素材自体が水を吸いません。何と言っても屋根にも使われる程ですから…
ただ、どんな素材にも弱点がありましてスチールの場合は
@錆びる
A非常に柔い素材である
という弱点がございます。その弱点を解消するべく
@錆びる事に対しては『メッキ』の加工を施しています。亜鉛メッキの中にアルミを含有させることによって、旧来の亜鉛メッキ鋼板より格段に防錆効果の高い『ガルバリウム鋼板』を使っております。
A柔いという事は加工性が高く非常にメリットでもあるのですが、逆に柔いと外壁材としての施工性が悪くなってしまいます。この施工性を解消する為に鋼板に折り曲げ加工を施しフニャフニャと曲がってしまわないようにし、それがデザインにもなっています。

image.jpg

上の写真のような感じです。
写真のガルバリウム鋼板スパンドレル『ZiG』はスチールのスパンドレルでありながら柔らかなプリーツ状のデザインが特徴です。
しかも、板金に大切な水仕舞い納まり仕様により、コーキングなどの止水材に頼る事なくジョイント部・取り合い部からの内部側への入水時も速やかに外部に排水出来る構造になっています。
そして、多くのスチールスパンドレル製作メーカーの商品と違い発砲ウレタンなどの裏打ち材無しで、強度と防火認定を取得していることも特徴の一つです。

お次は外装材 水を吸う素材なのですけれど…をご紹介します。



posted by K.T. at 21:35| Comment(0) | 標準仕様・外装の事